安静時エネルギー増加(REE)に効果が認められたものとは?
日常運動が生活習慣病患者の安静時エネルギー消費量に及ぼす影響
名古屋学芸大学健康・栄養研究所年報 2016-12
谷口 可純
平成27年2 月より、当院に通院する2 型糖尿病を中心とした生活習慣病患者99名を対象とした。
安静時エネルギー消費量(resting energy expenditure:REE)は間接カロリーメーターを用いてマスク方式にて測定した。性別、年齢および体格の因子を排除するために、測定値をハリスベネディクトの計算式で求めた基礎エネルギー消費量(basal energy expenditure:BEE)で除して% BEE を算出した。また、生活と運動に関する問診を行った。運動の種類、頻度、時間、1週間の運動消費エネルギー量、1週間の合計運動時間、職種および喫煙習慣の各項目における% BEEへの影響を横断的に検討した。その結果、1回の運動時間が30分以上の群と30分未満の群で比較したところ、%BEEはそれぞれ114%および107%と、30分以上の群で有意に高値を示した。その他の項目は%BEEに影響を与えなかった。以上のことから、1回の運動時間を30分以上にすることがREEの増加に有効であることが示唆された。
【本日のまとめ】
同じ除脂肪体重でも運動選手の方が高いBEEであることも報告されている。つまり、BEEを増やすため、あるいは維持するために、身体活動を増やすことが大切である。
BEE増加のためREE増加として効果が認められたものは1回30分以上の運動である。
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